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動物解放戦線 ― 加筆再掲 ―

この動画には、他人の管理する畜産農場に動物解放戦線のメンバーが侵入し、動物達を搬出して解放するシーンや、二度と使用されないよう農場に放火し棄損するシーン等が映し出されています。

これは、私達の住む社会では犯罪とされる行為です。法律で予め禁止された行為だからです。ですから、こういうことは、やってはいけないのです。

しかし今日は、このような形式的で単純な思考ではなく、この行為の本質を深く掘り下げて、その当否を検討してみることにしましょう。

実は、この動物解放戦線の行ったことと、その本質を同じくする、誰もが知っているであろう行為があるのです。そして、それは英雄的行為として称賛されているのです。お分かりになられますでしょうか。

それは、「連合軍兵士によるナチスドイツの強制収容所解放」なのです。


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解放されたダッハウ強制収容所
引用:https://oklahoman.com/gallery/articleid/5494922

連合軍が遠からず進撃して来ることが確定的となった時期においても、未だにナチスドイツ(以下、「ナチス」と略します)の有効な法律に基づく管理権が及んでいた収容所はありました。つまり、収容所幹部が一部残っていたり、あるいは仮に幹部達が逃亡した後であっても、管理を任された看守兵が存在している収容所があったのです。

連合軍兵士達は、このナチスの管理権を侵害し、収容所に不法侵入して収容所職員を殺害し、ナチスの法令下では収容所に収監されなければならないとされた人々を解放してしまったのです。これは、ナチスの立場からすれば、許されない犯罪行為ということになるでしょう。

この連合軍の、いわゆる「英雄的行為」と動物解放戦線による家畜の解放は、一体どこがどう違うのでしょうか。

その本質において、この二つの行為は全く同じなのです。

人間と家畜は命の価値が違うから同列には論じられない? それは種によって差別をする行為です。差別は許されませんから、そのような理屈は通用しません。

収容所の解放は、道徳的、倫理的見地からの緊急性があったから許される? 動物解放戦線による家畜の解放にも、同様の見地からの緊急性は認められるでしょう。行動しなければ、家畜達が今日、明日にでも無残な最期を遂げなければならないことは明白なのですから。

どこからどう考えても、この二つの行為は、その本質において何一つ違いはないのです。

つまり、動物解放戦線による行いは、連合軍兵士達の行為と同様の、紛れもない「英雄的行為」なのです。

これに対する有効な反論は、この世に存在しない可能性が高いでしょう。このような視点を持って、この動画を見る時、従来とは全く異なった感想を抱くようになるかも知れません。

Behind The Mask - Animal Liberation Front


https://youtu.be/-oPazX8UUU4
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プロフィール

トリ足

Author:トリ足
とある県境の山の中に住む、製菓製パン(+ちょっとだけ手芸)を趣味とするヴィーガンです。

鴨、アヒルや鶏が好きです(食材としてではありません。念の為)。

一人でも多くの方に、畜産の残酷さを知って頂くことで、食生活やファッションを見直す切っ掛けになればと願っています。

どうぞ、よろしくお願い致します。

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